5 つの『スクールカウンセラー』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。スクールカウンセラーの採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

スクールカウンセラーになろうと思った理由を教えてください。

A:

この質問では、候補者がこの仕事を選んだ動機や、この仕事の何に魅力を感じているのかが分かります。候補者は、キャリア目標や生徒の支援に関連する目標について触れるでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 個人的なエピソード
  • 仕事を選んだ動機
  • 人の役に立ちたいという熱意

回答例

「私の両親が離婚した時に、スクールカウンセラーが親身に相談にのってくれて、生徒にとっていかに重要な役割を果たしているかを実感しました。両親以外の大人と話すことで、事実を客観視できるようになったのを覚えています。」

Q:

生徒の問題を解決するために、教師や理事と協力した時のことを教えてください。うまく協力するために、どのような工夫をしましたか?

A:

生徒を支援するため、カウンセラーは教師、校長、保護者、家庭教師、他の生徒など、多くの人たちと協力していかなければなりません。この質問では、候補者がどのようにこの職務に対処するかが分かります。個人のニーズを満たすために、チームで問題解決を行なった実例を説明してもらいましょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 関係者とうまくコミュニケーションを取れるか
  • 柔軟に問題解決方法を考えられるか
  • 誰を巻き込むべきか的確な判断ができるか

回答例

「生徒のニーズに応えるため、共感力とコミュニケーション力を大事にするよう努めました。状況を客観的に分析し、影響を与えている関係者とコミュニケーションを取ることで、指導が必要な生徒をチームで助けることに成功しました。」

Q:

親や教師から虐待を受けていると生徒に相談された場合、どのように対処しますか?

A:

虐待を報告する法的義務と、機密保持の必要性のバランスを判断できる人材が必要です。学校の手順にも従わなければなりません。時間をかけて回答内容を考え、このような状況への配慮や尽力したいという姿勢が感じられるか見極めましょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 法的義務の理解
  • 学校の手順を理解し、従えるか
  • 生徒の秘密を尊重できるか

回答例

「生徒の秘密を守ることと、虐待を報告する法的義務のバランスを考えなければなりません。まず、このような状況に対する学校の手順をよく理解し、その手順に従って対処します。生徒に対してはまず話をよく聞き、学校の規則が許す範囲で児童相談所などの外部支援を得る手助けをします。」

Q:

常に秩序を乱すような行動を取る生徒にどう対処しますか?

A:

候補者には、スクールカウンセラーとして様々なタイプの生徒に対処できるスキルが求められるため、行動に問題がある生徒にどう対応できるか確認する必要があります。カウンセラーは、秩序を乱すような言動を許容せず、このような問題に適切に処理できなければなりません。この質問では、候補者が生徒と一緒に問題行動の原因を突き止め、問題が悪化しないようにその原因に対処する術を指導するスキルを持っているかどうかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 問題に対する学校の方針を理解しているか
  • 生徒に適切なカウンセリングを受けさせることができるか
  • 保護者や教師などとのコミュニケーションや連携する能力

回答例

「生徒と協力して問題行動の原因を突き止め問題解決にのぞみます。心の病や、家庭問題、または他の生徒との関係が原因かもしれません。1人の生徒の問題が他の生徒や教師、理事などの関係者に悪影響を与えるのはあってはならないことなので、効率的に短期間で問題を解決するよう努めます。」

Q:

他の候補者よりも、あなたをスクールカウンセラーとして採用すべき理由となるような経歴を教えてください。

A:

候補者には、様々な社会経済的背景の子どもたちを支援し、彼らの興味を伸ばせる力を持っていることが求められます。学歴や資格も重要ですが、この質問では同じ学歴や資格を持った他の候補者よりも秀でていると思う点を、自己アピールしなければなりません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 実務経験
  • 特筆すべき学歴
  • 子どもと一対一でコミュニケーションが取れるか

回答例

「学校で生徒に体操の指導をしたことがあり、様々な背景の子どもたちと直接関わる経験を積むことができました。子どもたちには、体操以外のことでもいつでも私に質問したり相談していいのだと、初めから説明するようにしていました。」

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