5 つの『ビルメンテナンス』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。ビルメンテナンスの採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

ビルの複数の設備やシステムが同時に故障した場合、どのように優先順位をつけて作業しますか?

A:

ビルメンテナンス業者には、時間を効率的に管理し、優先順位をつけるスキルが求められます。予測不可能な状況で、緊急性の高い問題を特定する判断力が欠かせません。候補者には、自らのスキルと限界をよく理解し、電気技師や空調設備業者のサポートが必要な複雑な問題と、自分で対処できる問題とを迅速に区別できるスキルが求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 時間管理能力
  • 緊急性の高い問題を判断できる
  • 自分の能力の限界を認識している

回答例

「ビルのテナントに対する安全性リスク、影響を受けている人数、影響の深刻度を元に作業の優先順位を付けます。」

Q:

あなたが設備を点検したおかげで、問題の原因を突き止めることができた例を教えてください。

A:

ビルメンテナンス業者は設備の状態や古さ、ビルの資材や構造について熟知している必要があります。徹底した定期点検ができるビルメンテナンス技術者は、今後起こり得る問題の徴候や、問題に結びつくような変化を見逃しません。深刻化する前にビル内の問題を見つけられるのが理想です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 設備の正常な見た目や音を詳しく知っている
  • 構造的な危険に関する知識
  • 設備や資材の定期点検スキル

回答例

「毎月行なっているエアフィルターの検査中に、エアコンのドレンパンに亀裂が入っているのを見つけました。すぐに交換したので、40万円ほどかかる修理費を回避することができました。」

Q:

複数の定期メンテナンスの依頼があった場合、どのように優先順位をつけますか?

A:

ビルメンテナンス業者は、複数の施設からさまざまなメンテナンスの依頼を受けます。優先順位の高い依頼が同時に重なることもあります。メンテナンス依頼に優先順位をつけることで、プレッシャーのかかる状況でも作業を行え、複数の作業をこなすことができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 客観的に作業の優先順位をつけられる
  • 優先順位をつける際の決断力と、マルチタスクスキル
  • 各顧客に作業量と優先順位を伝えられる

回答例

「各施設には前もって適切な期待値を設定しておき、コミュニケーションを明確にして、必要に応じて進捗状況を報告します。急がなければいけない状況でも安全を確保し、これ以上損傷を増やさないよう注意しながら、できる限りすべての作業依頼を優先するようにします。」

Q:

これまでメンテナンスしたビルの設備を教えてください。

A:

この質問では、ビルメンテナンス技術者の実務経験と、複数の種類のメンテナンス作業を行うことができるかが分かります。現在のビルで使っている設備のメンテナンスに詳しく、新しい設備についても学んで成長する意欲と能力のある候補者が理想的です。優秀なビルメンテナンススタッフは、ボイラーなど一般的なビル設備の、複数のメーカーやモデルを修理できるはずです。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 一般的なビルの設備に関する知識
  • 技術があり、必要に応じて新しいことを学ぶことができる
  • 設備のメーカーやモデルを識別できる

回答例

「貯水槽内の清掃や、高層ビル窓拭きなどの業務を行ってきました。」

Q:

建物の問題について声を荒げて怒っているテナントにどう対処しますか?

A:

テナントの中には、深刻な問題でなくてもすぐに対処してもらいたい人もいます。短気な人を相手に辛抱強く対処するのは、ビルメンテナンス業者の大事なスキルの1つです。自らの感情を抑えながら、怒っているテナントとコミュニケーションを取ることができ、特別な対応をせず、通常の優先順位を守ることが求められます。

  • 冷静に話を聞く能力
  • コミュニケーションスキルと顧客対応スキル
  • 緊迫した状況やストレスのかかる状況に対処した経験

回答例

「話を聞いた後、まずは問題の内容を繰り返してテナントの苦情を理解できているか確認します。そのあと、修繕可能な時期や方法を説明し、何かあった時のために私の連絡先を伝えます。」

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