7 つの『マーケティング担当』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。マーケティング担当の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

この仕事で実行したい、イノベーションを起こす新しいマーケティング戦略について聞かせてください。

A:

この質問で、候補者がマーケティング分野での最新のイノベーションにどれだけ精通しているかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 革新的なマーケティング戦術を1つ以上挙げることができるか
  • これらの戦術を手際よく実行できそうに見えるか
  • 新しい戦略に自信を持っているか

回答例

「実験的なマーケティングキャンペーンを立ち上げる構想があって、とても楽しみにしています。このキャンペーンでは、アウトドアなど野外でブランドアクティベーションを展開できます。さまざまなマーケティングアクティベーションについて調査しました。一例として、野菜を扱う食品企業が、宣伝車をフェスティバル会場に乗り入れて、健康意識の高い消費者に野菜スナックを提供していました。」

Q:

あるお客様が、SNS で当社商品について否定的なレビューを残しました。あなたは、このお客様にどう対応しますか?

A:

この質問で、候補者が否定的な記事や書き込みにどう対処するかが把握できます。否定的な記事や書き込みに対しては、どのマーケティング戦略でも考慮して対策を練っておく必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 否定的な注目を受ける問題について話すことに抵抗がないか
  • 否定的な露出を肯定的なブランディングに転換するための計画を立てることができるか
  • 否定的な投稿を失敗ではなくチャンスと捉えているか

回答例

マーケティング担当者として、自社がお客様満足度を真剣に受け止めていることをしっかりと伝え、そのお客様に今後満足いただくには、企業として何が必要なのかを話し合うなど、丁寧で総合的なアプローチをします。」

Q:

マーケティングに成功した商品について教えてください。採用した戦略はどのようなものでしたか?

A:

この質問の目的は、候補者にマーケティング計画の立案と実施のプロセスを説明してもらうことです。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • すぐに説明できる回答があるか
  • 戦略を展開した経験について説明することを楽しんでいるか
  • 説明している戦略は健全なものか

回答例

「神戸で開催された IT カンファレンスで新しい製品の紹介を担当しました。製品紹介の看板、会場で配る販促品、さらに、自社の製品紹介エリアを説明した Twitter アカウントを設置するなどのプランを立てました。ハッシュタグを使って、そのキャンペーンがイベント全般に関するツイートと一緒に表示されるようにしました。とても楽しい仕事でした。」

Q:

先ほどの成功事例では、キャンペーンの効果をどうやって測定しましたか?

A:

この質問で、候補者が成功の度合いをデータでどのように量っているかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 候補者は、オンラインとオフラインでの顧客認知度を測定する手段を説明しているか
  • 評価指標を有効に取り扱っているか
  • 定量化とデータに関心を示しているか

回答例

「私たちのチームでは、カンファレンスの期間中に私たちの製品が SNS で言及された回数を追跡して、その製品に関心を持っている会議出席者の数を調べました。さらに、Web サイトへの訪問者数と、販促グッズ配布の動員数も追跡しました。他に算出した評価指標は、カンファレンス後の売り上げ、SNS での言及件数、E メールなど他のチャンネルでのエンゲージメントでした。」

Q:

うまくいかなかったマーケティングキャンペーンについて教えてください。その経験からどんなことを学びましたか?

A:

この質問では、候補者が失敗にどう対処するかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 失敗に落胆しすぎていないか
  • 失敗から学ぶことができるか
  • 教訓をどう創造的に生かしているか

回答例

「私がマーケティングを担当したブランドで、お客様からのオンラインのエンゲージメントが不振だったことがありました。キャンペーン後に行った調査で、私たちが考えていたお客様像があいまいで、ターゲット層を分析する手法に問題があったことが分かりました。マーケティングの文言を調整して、宣伝や広報活動でのターゲティングを変えたところ、その次のキャンペーンでは大きな成果が得られました。」

Q:

自分とはまったく異なるアイデアや価値観を持つ人たちとチームを組んで、商品のマーケティングを行う必要があった状況での仕事について聞かせてください。その状況にどのように対応しましたか?

A:

この質問で、仕事のやり方や考え方が違う人たちと候補者がどう対処するかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 違いを乗り越える能力があるか
  • オープンな心を持っているか
  • 意見の相違に向き合えるか

回答例

「まったく違う経歴の人たちが集まったチームで仕事をしたことがあり、さまざまなことで意見が合いませんでした。このギャップを埋めるために、一緒になってその商品の特徴を明確にしていき、個人的な相違ではなく、商品に意識を集中しました。このように商品に集中したことで、一丸となって仕事ができました。」

Q:

あまり売り上げが良くない商品について、ブランドのリニューアルキャンペーンを立ち上げる仕事を任されました。どんなプロセスで進めますか?

A:

この質問では、候補者がブランドのリニューアルにどう対応するかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • ブランドリニューアルの機会をやりがいのある課題と捉えているか
  • ブランドリニューアルの実務経験があるか
  • ブランドリニューアルのための創造的なアイデアを持っているか

回答例

「欠陥商品が発売されてしまったブランドを担当するチームに参加したことがあり、そのブランドには否定的なイメージが既に定着していました。その商品のリニューアルを表現する明るく元気なロゴを新しく作って、ブランド再生を図りました。その商品はかつて発生した問題を真摯に受け止め、学んでいる姿勢をお客様に発信し、ブランド再生を図りました。お客様から再び信頼を得ることができて、口コミで満足感を広めてもらえたので、新しいブランドは成功しました。」

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