7 つの『メカニカルエンジニア』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。メカニカルエンジニアの採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

初めて設計したものは何でしたか?

A:

経験豊富なメカニカルエンジニアは、人生で様々なものを作り上げてきています。エンジニアとしての経歴を知ることで、たとえ子ども時代に自宅の工具で小さなものを作ったというようなエピソードであっても、候補者の熱意が分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • デザインやイノベーションに関する経歴
  • トラブルシューティングの豊富な経験
  • 仕事への情熱

回答例

「子どもの時、ステアリングシステム付きのおもちゃの車を作りました。車軸の作り方を試行錯誤し、車が正しく右方向に曲がれるようになるまでに何週間も費やしました。他のおもちゃの車から取り外した部品と、家に転がっていたネジを使ったのを覚えています。」

Q:

メカニカルエンジニアとしてどのようなスキルが重要だと思いますか?

A:

候補者の仕事に対する考え方は、会社が必要としている働き方とは異なるかもしれません。この質問で、そのようなミスマッチを防ぐことができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 仕事について包括的に理解しているか
  • 会社内での役割について考えているか
  • どのように会社に貢献できると考えているか

回答例

「メカニカルエンジニアとして、頭の柔らかさが一番重要だと考えています。従来の考え方が完璧ではないと気づかされることになったとしても、物事を新しい視点で見続けなければなりません。自分の過去のデザインをさらに上回るものを作っていくのがメカニカルエンジニアの仕事です。アイデアをチームに共有して納得してもらうために、コミュニケーション能力も重要です。」

Q:

私を素人だと思って、自動車のハンドルと車軸の仕組みについて説明してください。

A:

この質問では、候補者が複雑なデザインについて他の業界の人に説明できるかが分かります。メカニカルエンジニアは、製作を開始する前にマーケティング部門や経営陣に自分のアイデアを説明しなければなりません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 複雑なデザインを他のチームに分かりやすく説明できるか
  • 複雑な問題を冷静に単純化させられるか
  • 工学的な内容を他の人に説明する重要性を理解しているか

回答例

「車軸には2つの役割があります。1つめは車の重量を支えること、2つめはステアリングシステムがタイヤの向きを変えられるようにすることです。これにより、例えばハンドルを右に切ると、車軸がタイヤの向きを変え、方向転換による重量の移動を吸収します。」

Q:

顧客が製品を買う理由は何だと思いますか?

A:

会社がメカニカルエンジニアに求めているのは、売れる製品となるアイデアです。購入者の気持ちになって考えてもらうことで、候補者が魅力的な製品のポイントを理解しているかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 複雑なアイデアから具体的な製品を生み出せるか
  • 消費者のニーズを理解しているか
  • ニーズに応じて柔軟にデザインを変更させられるか

回答例

「消費者が製品を購入する決め手は、生活をより良くしてくれるものかどうかだと思います。お金を出して購入するのですから、テクノロジーを駆使した、何かを楽にしてくれる製品を求めているはずです。」

Q:

チームで働くことの魅力は何だと思いますか?

A:

社員が単独で働く職場はほとんどありませんが、特にメカニカルエンジニアはチームで働く仕事です。設計と実装の工程では他のエンジニアと協力する必要がありますし、生産やマーケティング戦略を担当するチームとも連携が欠かせません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 他のチームと密に仕事をしたことがあるか
  • 社内の他部署からのフィードバックを真摯に受け止められるか
  • チームワークの重要性を理解しているか

回答例

「1人で設計に取り組むのはやりがいがありますが、複数のメンバーで知恵を出し合った方がいいものができます。チームで働く利点は、いつも誰かのアイデアに他のエンジニアが新たな要素を加えて、より良いアイデアへと進化していくことだと思います。複雑なアイデアを分かりやすく説明する方法を考えるという、やりがいのある作業ができるので、他のチームとコミュニケーションする機会にも感謝しています。」

Q:

過去1年間で身につけた新しいスキルを教えてください。

A:

継続的に学んでいる候補者は、エンジニアの分野で成長を続けようとする姿勢を持っていることを表し、最終的には会社の大きな戦力となってくれます。この質問で、候補者が業界の最新情報を頻繁にチェックし、成果を出すために努力しているかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 新しいスキルを継続的に身につけようとしているか
  • キャリアとともに専門的知識を増やしてきたか
  • 新しい分野やエンジニアリングの可能性に熱意を持っているか

回答例

「数か月前に、太陽熱温水器の設計に関するコースを受講しました。未来のエネルギー源として太陽光が注目されているので、エネルギー生成に使われる太陽熱収集器の部品や機械的要素、プロセスについて理解しておきたかったのです。学んだことの多くは、他の太陽光吸収に関連する工事にも活用できると思います。」

Q:

定型的なエンジニアリングの仕事を、退屈せずに続ける秘訣は何ですか?

A:

特に同じような製品や部品設計を行っている場合は、単調な作業が多くなります。この質問では、他の人が退屈して辞めてしまうような作業に対し、候補者がモチベーションを維持している方法が分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 単調な作業から興味深い成果を生み出せるか
  • 新しいアイデアを試すよう、同僚のモチベーションを上げられるか
  • エンジニアリングに広がる可能性を理解しているか

回答例

「製作方法には、いつも数え切れないほどの可能性があるものです。仕事の楽しみの1つが、純正のコンポーネントを新しい方法で組み立ててみることです。同じパーツをもっと効率的に使うより良い方法を探し続けているので、単調な作業にはなりません。私の職務の範囲ではなかったとしても、自宅の車を触ったり車庫で作ってみたりできるので、退屈することはありません。」

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