5 つの『診療情報管理士』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。診療情報管理士の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

診療情報管理士関連で持っている資格を教えてください。

A:

資格を持つ診療情報管理士は、病院にとって貴重な存在です。診療情報管理技能資格の講習では、外来患者と入院患者のコードの違いなどの細かい知識を身につけることができます。この質問で候補者が採用の要件を満たしているかを判断することができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 資格の重要性を理解している
  • 関連した資格を持っている
  • 資格を取得する意欲

回答例

「診療情報管理士と ICD コーディングスペシャリストの資格を持っています。仕事に役立つ講習を受け、常に知識を広げるよう努めています。」

Q:

実際に使っていたコードや講習を受けたことがあるコードについて聞かせてください。

A:

採用する病院で使っているコードが分かる候補者を採用しましょう。病院では、診察、手術、その他のサービスに関して ICD コードが使われていますが、すべての診療情報管理士が 急性期医療の分類に使われる DPC コードの資格を持っているわけではありません。また、ICD-9や ICD 10などの新しいコードは、習得していない候補者が多いでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 知っているコード
  • 病院で使用しているコードについて研修を受けている
  • 新しいコードについての知識

回答例

「ICD コードは前職で何年も使っていましたので、慣れています。現在、ICD-9のコードについて講習を受けています。」

Q:

コーディングした経験のある医療分野を教えてください。

A:

診療情報管理士はさまざまな医療分野で働いているため、担当する分野でのコーディング経験があるか確認しておくことが重要です。回答によって即戦力になるか、研修が必要かを判断することができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • コーディング経験のある分野
  • 特定の専門分野に対する適性
  • コーディングを習得する意欲

回答例

「小児科、整形外科、高齢者医療でコーディングをした経験があります。小児科は、今までもっとも好きな診療科でした。その後の2つの分野でも短時間でコードを習得することができました。」

Q:

ICD コードと DPC コードの違いを説明してください。

A:

この質問では、医療処置と病名に適用するコードの違いについて候補者に基本的な知識があるかを確認します。診療情報管理士として、この質問には即答できなければなりません。回答にかかる時間とその内容から、候補者が受けてきた研修のレベルと、学習能力を測ることができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • DPC の知識
  • ICD の知識
  • 簡単に回答できるか

回答例

「ICD は胸痛や肺炎など病名や症状に使うコードで、DPC は急性期入院医療を対象とされ、診療報酬を包括的に評価するためのコードです。」

Q:

在学中に解剖学や生理学は学びましたか?

A:

医療用語に精通している必要はありませんが、医師に診断コードを確認する際など、人体の仕組みについて基本的な知識を身につけていることが望まれます。解剖学や生理学の知識をもとに、採用要件を満たしているか確認できます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 専門的な教育を受けている
  • 医療用語についての知識
  • 医療分野について学ぶ姿勢

回答例

「大学で解剖学と生理学を学びました。また卒業後に救急救命士の資格を取った際、解剖学を再度受講しました。」

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